きもの文化検定祝賀会 あのファッションデザイナーにご挨拶!

 きもの文化検定祝賀会ではファッションデザイナーのコシノジュンコさん(審議会委員)にもご挨拶させていただきました。先ずは名刺交換。コシノさんの名刺(表)はシルバー地に黒字で「JUNKO  KOSHINO 」とあるだけの、極めてシンプルなもの。肩書きなんて書かなくても、お名前だけで通用しますもんね! 私の名刺みたいにゴチャゴチャ書いてるのとは大違い。
 パーティー中にご迷惑かなとも思いつつ、ご挨拶させていただいたのですが、とても親切にお話してくださいました。検定については、6級まで設けて学生さんに浸透させたい、というご提案をされているのだとか。日本の学生さんがホームスティなどで海外に行った時に、自分の国のことをまるで知らないことに愕然として、そこで初めて着物や和文化に目覚めるのだそうです (確かに私も呉服の仕事をしていると、そういう方を何人か知っています)。そういった若い世代の方にもきもの文化検定に挑戦してもらって、理解を深めてもらいたいということでした。(そうすればホームスティなどの交流の中で積極的に世界へ着物の魅力を発信することもできますよね) また、検定を通じて着物講師にも出てきてほしいと、おっしゃってたと思います(記憶が正しければ)。
 それから、30年位前に浴衣のプレタ化(反物ではなく仕立上りで販売)を最初に手がけられたのがコシノさんで、着物を浸透させるにはTシャツ的なものが必要と考えたことをお話されました。(確かに浴衣のデザイナーズブランドと言えばJUNKO  KOSHINOが先駆けでしたし、今では浴衣と言えば大部分がプレタで夏のファッションとして完全に定着していますよね。20年呉服業界にいる私には実感できるお話です。※ちなみに私の店では反物の御誂えの方に力をいれていますが、これは店々の特徴です)
 洋の合理性と和の情緒性 共に通じておられるコシノジュンコさんの存在は私たちにとっても心強いです。
 コシノさんの当日のお着物は白と黒のモノトーン地にシンプルな模様。帯は黒っぽい地で少しかすれたような趣きのあるもの。コシノブランドらしい装いでした。ピーコックブルー(多分)の伊達衿と黄土色の帯揚がアクセントになって印象的!
(写真は掲載しません[E:confident])

Follow me!